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Writer's pictureTokyo Seagulls

ファビアン・ヒュルツェラーと歩む新シーズン



プレミアリーグの2024/25シーズンが開幕し、ブライトンはアウェイでエヴァートンを相手に3-0で快勝し、素晴らしいスタートを切りました。三笘選手がゴールを決めて盛り上がったゲームでしたが、さらに注目すべきだったことは、新監督のファビアン・ヒュルツェラーがプレミアリーグ史上最年少監督としてデビューして勝利を飾ったことでしょう。


ファビアン・ヒュルツェラー監督はまだ31歳であり、ブライトンとしては一種の賭けに出たと捉えることもできるしょう。ザンクトパウリで目覚ましい成績を残し、チームをブンデスリーガ1部に昇格させた手腕が評価され、ロベルト・デ・ゼルビ氏の後任としてブライトンの監督に就任したヒュルツェラー監督ですが、その実力は正直言って未知数です。


現地のイギリスメディアも評価は曖昧で、今シーズンの順位は全く予想がつかないと書いているところがほとんどです。開幕戦に勝利したことで、その不安は多少は拭われた感触はありますが、次節のマンチェスター・ユナイテッド戦とその次に控えているアウェイのアーセナル戦が真価を見極める重要な試合になります。


そしてさらにブライトンファンにとって今シーズンが不確実性が高いのは監督のせいだけではないでしょう。ブライトンは今夏、クラブ史上初めて1億ポンドを超える選手補強を行いました。夏に加入した選手のうち4人はサイドの選手であり、プレシーズンで大活躍をしたヤンクバ・ミンテを筆頭に、新監督の戦術でサイド攻撃は大きな鍵を握ることが想像できます。今シーズンは左の三笘、右のミンテの攻撃がブライトンのサッカーの中核を担うはずですので、そこは注目していきたいところです。


特に三笘選手は今シーズン怪我で離脱することなくフル稼働できるかどうかはチームの成績に大きく影響します。昨シーズンは三笘選手が離脱する前までは、平均で1試合あたりの勝ち点で1.5ポイントを稼いでいましたが、彼が離脱した後は平均で1試合あたり1.1ポイントにとどまっていました。さらに三笘選手の離脱前は、平均すると1試合あたり1.8ゴールを挙げていましたが、一方で不在の場合の平均はなんと0.8ゴールにまで下がります。不在の影響は顕著だったことがわかりますね。


兎にも角にも、比較的苦手としていたエヴァートンを相手に、少し幸運に見舞われたとはいえ3ゴールを奪って勝ったことは非常に好印象です。次のマンチェスター・ユナイテッド戦でも同じようなパフォーマンスを見ることができれば、今シーズンはとても輝かしいものになると期待できます。楽しみましょう!

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